ジョイスティックの下に新しいものはない。ファッションはギーク文化とのアイコンタクトを続けている。昨年、パリ市創造大賞の新進気鋭の才能賞を受賞し、ジャン=ポール・ゴルチエの弟子でもあるアルフォンス・メイトルピエールは、2018年に自身の名を冠したメゾン、メイトルピエールを設立した。遊び心あふれる彼は、コレクションの中で70年代のグラフィックカットと現代のテクノロジー製品のデザインを融合させている。未来主義とノスタルジアの間で、彼の象徴的な作品の1つ、プレイステーション3のコントローラーに似たジョイスティックバッグが思い出される。サイケデリックなプリント、オーバーサイズのアクセサリー、彫刻的なライン、そして今シーズンの主要トレンドである考え抜かれた拡大されたテーラリングで、偉大なデザイナーの仲間入りを果たしつつある、まさに天才の誕生だ。彼の最新の2022年春夏コレクション「ALGO-ARCHIVES」は、ワイルドでカラフルであり、昨日と明日の狭間に漂う彼の独特な世界観を完璧に反映している。
シェインネス・トリリ著









